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都立高校における進学指導重点校等の指定について

武蔵小金井教室

本当は一昨日が私のブログ当番だったのですが、すっかり忘れていた罪滅ぼしに気合の入ったやつをいってみましょう。

東京都教育委員会の8月24日づけ報道資料に、タイトルにした発表がありました。
ぱっと見た感じでは今までと変わっていないようです。
「重点校」指定が外れるのではないかと言われていた【立川】【八王子東】もそのままでした。
【青山】の脅威の盛り返しの例もありますからね。
リンクをクリックしていただくと該当ページに飛びますので、詳細はそちらをご覧ください。

内容は、平成30年からの都立高校における進学指導重点校7校)・進学指導特別推進校(7校)・進学指導推進校(13校)の指定についてなのですが、面白かったのは“各校の取り組み状況”でした。
それにふれる前に、まず、これらの選定基準は何かというと、
〔基準1〕センター試験結果(現役)
①5教科7科目で受験する者の在籍者に占める割合が、おおむね6割以上
②難関国立大学等に合格可能な得点水準(おおむね8割)以上の者の受験者に占める割合が、おおむね1割以上
〔基準2〕難関国立大学等(東京大学、一橋大学、東京工業大学、京都大学、国公立大学医学部医学科)現役合格者数 15人
と、各校の指導方針とその結果の集大成というべきものです。
面白いと申し上げた“各校の取り組み状況”は、平成27年から29年までの上記基準が各校ごとにグラフ化されていて、学校ごとの差異や年次ごとの推移がわかりやすく、とても参考になりました。

やはり目を引くのは【日比谷】の強さです。
選択基準1②が50%を超えるなんて想像もつきませんし、基準2も圧倒的です。
特別推進校の中では、【新宿】と【国分寺】です。
どちらも、入学時の偏差値より卒業時に合格できる大学のレベルが高いことで名を馳せていますが、こうして数値化されると、今年の結果では重点校に引けを取らない成績にそれを再認識させられます。
同様に、【駒場】の飛躍も今年は目立ちます。
今までは、「とてもいい学校なんです。よすぎて子供たちが勉強しないくらいなんです」と説明することが多かったのですが、これからは「でも」というエクスキューズつきにしなければなりませんね。
難関私大入試でも、合格者数を絞ったといわれる今年はさすがに落としていますが、私立一貫校の今年の結果と比べると、重点校の健闘ぶりが際立っています。
推進校に目を転じると、【小松川】の大躍進に目を引かれますが、ここからだと通学が大変なので指摘するだけにしておいて、やはり特別推進校が実績を落としている難関私大で逆に上げている【武蔵野北】【三田】に目を向けざるを得ません。
【武蔵野北】は、GMRCHの合格者数で特別推進校以上の合格者数を出しています。
逆に言うと、推進校レベルでは国公立受験のために5教科7科目仕上げられないとも言えるわけで、特別推進校以下でも基準1②を出してほしいものです。

こうして見てみると、都立の実績は本当に高くなったなぁとつくづく思います。
その分、在籍生を見ていても入学してからの勉強がかなり大変にはなっているんですけど。
「何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない」そのものですね。

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