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日光へ。

武蔵小金井教室

 

 

どれだけ遠くまで行ってみるか。

 

 

こんにちは。

武蔵野進学セミナー武蔵小金井教室の川原です。

 

 

 

日光男体山に登りました。

 

 

 

日帰り登山の限界を確かめるチャレンジ。

 

旅費を抑えつつ、

電車やバスの本数が少ない時間帯や場所という条件でのアクセス。

 

 

今回の日光までの旅程は、こうでした。

 

 

吉祥寺始発4:35で出発。

 

西国分寺5:06発、

武蔵野線で南越谷5:45着。

新越谷へ歩いて、

新越谷6:01発、

東武線「区間急行」で、

東武動物公園経由で南栗橋着。

南栗橋6:31発、

東武日光線各駅停車で東武日光駅に8:07着。

 

 

 

 

 

 

 

東武日光駅で30分バスを待って、

8:40東武日光発のバス、いろは坂の急カーブをぐるぐる楽しんで、

 

 

9:33二荒山神社中宮祠(登山口)到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山じたいが、休憩を除いて6時間30分越えの標準タイムを要求されるので、

 

10時までには登り始めないと、日帰りがむつかしくなります。

 

始発から数えて、本数の少ないバスの時間を考えると、ぎりぎりの旅程。

 

 

 

しかし、

初めて乗る列車の乗り継ぎは、

それがある目的へと結び付けられている場合、

ひとつひとつの経験を楽しみながら、目的地へと迫っていく感じが、楽しいです。

 

乗り継ぎのひとつひとつで待ち時間があっても、

それも旅のひとつ。

 

 

 

中禅寺湖を見下ろす、男体山(2486m)。

 

 

 

 

 

 

 

二荒山神社の御神体山。

 

 

 

ふもとの神社で、登山料金(500円)を支払い、入山。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三合目までは、山の斜面を登っていきます。

静謐。

 

 

 

 

 

 

 

 

三合目から四合目までは、舗装された広い工事用道路。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四合目からは、鳥居をくぐって、ふたたび山道。

 

 

五合目を過ぎると、観音薙と呼ばれる岩場の急登となって、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七~八合目が、この山最大の魅力の、攀じ登っていく岩場の連続。

 

 

 

七合目の避難小屋で、撤退宣言を出して、下山していく登山者の方とすれ違いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたし自身は、この岩場が、楽しくて仕方がなかったです。

 

1、常に未知への挑戦をしたい。

2、それまでの経験値をつかって、つぎの経験で成長したい。

3、その経験のなかで、自分の資質を発見したい。

 

 

これらのことが、とりあえずいままでの登山経験のなかで実現できていますが、

 

「岩を手で攀じ登っていくこと」

 

が登山のなかでいちばん好きなのだ、ということを直感した登山となりました。

 

 

 

ところが。

 

八合目、

岩場を抜けて、おだやかな道に出た時点で、足がとまってしまいました。

 

考えてみると、

入山してから、塩大福ひとつしか、口にしていなかったのです。

 

この日、不覚にもペットボトルの水を一本、山に入るまでのどこかで置き忘れてしまっていました。

また、登山口に入るまでに食糧もすこし消費していたので、

水と食糧の不足に不安を感じて、配分に気を使いすぎていたのでした。

 

また、

八合目から九合目にかけて

 

急速な勢いで靄が発生して頂上に向かって立ち上っていくのを目撃しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

靄だけならまだしても、雨雲を伴っているように、わたしには見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

いやな予感がしました。

 

 

頂上がすぐ目の前に見えているが、登りきるにはまだ時間がかかるとなると、

下山すべきでは。

 

その思いを強くして、九合目の岩場で休んでいると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下山する登山者の方から、「あと少しですよ。」と激励のお言葉をいただきました。

 

 

その言葉ひとつで、

頂上に登りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂上の御神剣。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御神剣にも、はっきりと目に見えるかたちで靄が纏い、

霊気を帯びているように見えました。

 

 

 

 

山頂で休憩している方々がおり、

 

「ガスってるけど、雨、大丈夫ですかね。」と訊いたわたしに、

「きょうは一日晴れの予報だから、大丈夫ですよ。」と返してくれた方もいましたが、

 

 

個人的には状況に危機感を感じて、

 

頂上では食事休憩をとらずに、急いで下山。

 

下りの事故を起こさないように十分気をつけながら、

2,3分の休憩をこまめに入れながら。

 

 

 

日光は、とんぼの王国。

 

男体山は、夏山の虫の大群の世界ではなく、

とんぼたちが我が世の春を謳歌していて、

 

歩くと、いっしょに飛び回り、

止まると、いっしょに止まる、

 

そんな素敵な世界でした。

 

 

 

3時間弱が標準タイムの下山行のところ、

2時間弱で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下山。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二荒山神社中宮祠から振り返ってみると、

すでに、雨雲が頂上を覆い、

雷の蠢く音。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、

バスに乗って、

いろは坂の急カーブで揺られているうちにうとうとしていると、

 

豪雨の音で目が覚めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

日光ぜんたいが、どしゃぶりの雷雨。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日光に、大雨警報と、土砂災害警戒情報が出されていました。

 

予感が当たりましたが、

心中、複雑な思いを抱きました。

 

 

ともあれ、男体山から無事帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩場、とんぼたち、美しい中禅寺湖の眺め。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれも、心にのこります。

 

この山に、またいつか登りたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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