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「都立高校改革推進計画・新実施計画(第二次)(案)」の骨子について②

武蔵境教室

本題に入る前に愚痴をば書かせて下さい。
武蔵野進学セミナー・武蔵境教室の沼尻です。

私は12:18の中央線に乗ることが多く、今日もそのつもりで家を出ました。
その前が12:09と間があくのですが、私が駅に着いたのが12:14なのに次発の電車が12:23になっています。
あれ? っと思って時刻表を確認しても12:18はあります。
納得いかないままに、本を読みながら電車を待ちます。
すると構内アナウンスで「12:18の立川行きは都合により今日はありません」…なんだそりゃ!?
しかも12:23の電車も3分ほど遅れ、とどめに三鷹で通過待ち、武蔵境駅に着いたのが12:45頃でした。
本当に中央線には乗りたくありませんね~

ここから本題の前回の続きです。
「理数教育の推進」として他にも、
①富士高校・附属中学校=「大学や研究機関等と連携して最先端の実験・講義を経験・受講できる機会を設けるなどの理数アカデミーの取組を行い、6年間を見通した系統的な理数教育を推進」
②戸山高校=「予備校の知見を活用して模擬試験を分析し、教員が予備校講師と連携しながら、各学年の学習到達目標を達成するための学習方法に関する指導をきめ細かく実施」する「チーム・メディカルによる医学部進学への支援」
どが検討されています。
後述のように、富士などの併設型中高一貫教育校における高校時生徒募集が停止されます。
それを睨んでの施策かと思われますが、中学から入る生徒と高校から入る生徒との学力差はかなり大きいと思われます。
最も極端なのは武蔵高校でしょう。
中学入試でのsapixの偏差値を参考までに見てみると53になっています。
これは、男子で言うと早稲田実業と同じ偏差値です。
早稲田実業は高校入試だと進研の偏差値で71ですが、高校入試における武蔵の男子で61と10ポイントも開きます。
中学入試と高校入試の偏差値を同じ土俵で比較することはできませんが、私が上記のように思う根拠がこれです。
中学からの入学者と比較すると、英語の学習量では高校入学者の方が上だとは思いますが、実力から考えると及ばないのではないかと想像できるため、高校側でも対応に苦慮していたのではないでしょうか。
それがクリアされて自由度が上がるが故の施策と思われ、興味深いものがあります。

他に大きな変化としては、
①学校の設置
小中高一貫教育校を設置=立川国際中等教育学校…平成34年度(2022年度)
【専門高校】
商業高校を改編し、家庭・福祉高校(仮称)を設置=赤羽商業高校…平成33年度(2021年度)
新国際高校(仮称)を設置 <旧東京都職員白金住宅> 未定
【チャレンジスクール】
商業高校を改編し、足立地区チャレンジスクールを設置=荒川商業高校…平成34年度(2022年度)
立川地区チャレンジスクールを設置 <旧多摩教育センター>…平成35年度(2023年度)
②併設型中高一貫教育校では、高校段階からの生徒募集を停止
中学校段階での生徒募集の規模の拡大を含めて検討
ですね。
立川国際の小中高一貫化や新国際については以前も書いたので割愛しますが、チャレンジスクールの拡充は、不登校などによって通常受験が厳しい生徒さんが増えている現状、進学先が増えることになるので単純に喜ばしいことです。

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