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武蔵関教室の子どもたちについて(その1)

武蔵関教室

武蔵関教室の子どもたちについて(その1)

 

ある中学生の話。

この子は計算が大の苦手。小学生の頃、算数でつまずいてしまって、それ以来、数学が苦手になってしまった。だから、たくさん勉強しても(その場では出来るようになるけれど)なかなか思うような結果を出すことが出来ない。

「頑張っても結果が出ない」という経験を積み重ねてしまうと、自分のことを認めてあげられなくなってしまう。確かに「頑張った」とは言っても、大人の目から見ればまだまだ甘いのかもしれない。でも、その子なりに「頑張らなきゃ!」という気持ちは常に持ち続けていて。それは焦りでもあって。だから、「なんだかやる気が出ないなぁ…」なんて葛藤に悩んでて。

それでも、その子は授業のない日にも何度も自習に来て、頑張ってくれた。なかなか結果が出なくても、それでも頑張ってくれた。そんなに頑張って、何かが変わらないはずがない。

ある日、それまでとは見違えるくらいの勢いで計算問題をすらすら正解していくではないか。中には、分数の混じった(苦手な子の多い)複雑な計算問題もある。みるみる僕のテンションが上がってしまい、つい「今日めっちゃ調子いいじゃん!」なんて先生らしからぬ言葉を口にしてしまい。でも、その子もぼそっと一言「楽しい……」なんてまんざらでもない様子で。

「頑張っても無駄」なんてことは、この世に何ひとつなくて。君の頑張りは、ちゃんと地中奥深くでどっしりと根を張っている。地上からは見えないから、ときどき嫌になっちゃうけれど。でも、頑張り続ければ、ちゃんと芽は出て、綺麗な花が咲く。

 

子どもたちにとって、今は大人になるための研修期間だから、たりない部分がたくさんあるのは当然のこと。

だから、「今まで出来なかったことが、自分の力で出来るようになった!」そんな成功体験を、1つでも多く積んで欲しい。それは「今の自分」が「将来の自分」にしてあげられる、かけがえのないプレゼントだから。

今は立派な人間でなくてもかまわない。毎日一歩ずつでも、いや、半歩ずつでも前に進むことが出来れば、それで十分。

一緒に頑張ろうね。

 

武蔵関教室 蓮村

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