【清水が丘教室】ガイダンス授業 ~なぜ勉強するのか~
こんにちは。清水が丘の石田です。
先日、中学生の生徒さんを対象にガイダンスを実施しました。
アクティブラーニング形式で考えを深め、勉強や学校に対して見つめ直してみようというものでした。
テーマは「どんな学校を作りたいか」「なぜ勉強をするのか」
この2点に対して、みんなで意見を出し合っていきました。
一般的にこういった取り組みでは、いわゆる「真面目な」解答以外は評価されず、なかなか本音を言い出せないものかと思います。ただ、今回のガイダンスではそういったことを防ぐため、あえて型破りな例をあらかじめ出しておきました。
例えば私は、「どんな学校を作りたいか」というテーマでは「芸能人が授業をしに来る」を出しました。
それを受け生徒たちは「あっ、そんな答えでいいんだ」とだいぶリラックスしてくれたように見えました。
考える時間はおよそ3分。多い人で11もの意見をメモ帳に次々に書き出してくれました。
まずはこの「どんな学校を作りたいか」。ユニークなものだと「ジャングルの中にある学校」などがありました。
他にも「先生が選べる」「好きなときに登下校できる」「机や席がない」「給食がフレンチ」など様々な意見が出てきました。
一見ふざけているようにも思えますが、こうして出てきた意見を2つの要素を元に分析をしていきます。
すなわち「重要度の高さ」と「実現可能かどうか」です。
このガイダンスではある一つのルールを設けました。それは、「否定しない」ということです。もしある意見に対して反対であれば、代替案や一歩上のレベルに昇華した意見を出していきます。
こうして話し合いを続け、意見をまとめていくと生徒たちが欲している学校の姿が見えてきました。
それは、決して支離滅裂で崩壊寸前な学校ではありません。近い将来もしかしたらこんな学校が登場するのではないかと思わされるようなものでした。少なくとも、私にはそう思えました。
結論は出しませんでした。それもこのガイダンスの大切なルールです。どう感じたかは生徒それぞれ。このガイダンスを受けて、生徒たちがどのように感じたかはわかりません。ただ、普段なにげなく通っている学校に対して、新しい見方ができるようになってくれるでしょうか。
そして、自分なりに「なぜ勉強するのか」は発見できたでしょうか。