かえる
こんばんは。
大塚です。
最近同年代の、あるいは、いくらか上の世代の
高齢になるご両親の話を耳にするようになりました。
認知症となり、あるいは闘病のために、
意識や記憶が混濁し
ご自身が子供の時や結婚した時に行ったり来たり。
人生の始まりと終わりを考えさせられます。
誕生して愛する者に顔をのぞきこまれ、祝福され、
下の名前で何度も呼ばれ、
時計で計る時間とは別に時間を過ごし、
大きくなり、
いつのまにか名字で呼ばれることが多くなり、
一生懸命働き、
年をとり、
心も角がとれてまるくなり、
徐々に衰えて、
下の名前で呼ばれることがまた増えて、
再び子供の時のような特別な時間の中に。
最期は愛する人たちにのぞきこまれて
旅立っていく。
そんな優しい始まりと終わりであってほしいと
思うこの頃です。