個人的には『Champgne Supernova』ですが
こんにちは。
武蔵野進学セミナー吉祥寺校の𠮷田です。
前回、『ルックバック』に関する考察(とは呼べないほどお粗末なもの)をブログに書きました。
僕は、何かある作品を鑑賞すると、それについてあれこれと思考を巡らせるのが習慣なのですが、
基本的にネットなどで他の人が考察・分析したものを参照することはありません。
数学の難問を解くのと同じで、いきなり答えを見てしまったら、ぜんぜん楽しくないからです。
(もちろん、ネットに書き込まれているものが正解かどうかはわかりませんが)
しかし、最近のAIがリコメンドしてくる記事ときたら、否応なく目に飛び込んできますよね。
まるで、こちらの会話まで聞き取ってるんじゃないか?
と思うほど、話題にしたことに関連する事柄を、実にタイムリーにリコメンドしてきます。
というのも、先日『ルックバック』のタイトルに関わるブログを書いた直後、
【『ルックバック』のタイトル】に関する記事が、僕の目に飛び込んできたのです。
あまりにタイムリーすぎて、タップしてしまいましたよ、反射的に。
するとそこには、思ってもみなかった衝撃の(というには大げさすぎる)事実が明らかにされていました。
『ルックバック』は『Don’t Look Back in Anger』がその由来である!・・・と。
──『Don’t Look Back in Anger』。
言わずと知れた、オアシスの名曲です。
さらにその記事は言うのです。
原作の中で、そのことがはっきり示されていると。
帰宅した僕は、一目散に原作コミックを手に取りました。
そして、その事実を確認したのです。
原作漫画の1コマ目に「Don’t」が!
最終コマに「In Anger」が!
どちらも目立たないようにさりげなく、しかしはっきりと認識できる形で潜んでいるのでした。
もちろんアニメもすぐにチェック。
少し形は違えど、作者のメッセージはきっちり反映されておりました。
(ただ冒頭の「Don’t」は見つけるのにちょっと苦労しましたが)
うーん・・・
たしかにこの事実には、AIのリコメンドなしに、たどり着くことはなかったでしょうね。
ただまあ、それによって作品の価値が変わるわけでもないし、
そもそも自分で気づいたわけじゃないので、感動がありません。
他人が見つけた「Don’t Look Back in Anger」より、
自分で思いついた「Look at the Back」の方が、よっぽど感動的でした。
たとえその思いつきが、どんなに愚鈍で浅薄なものだったとしても。
というわけで、今後も他人の考察はあてにせず、
作品鑑賞後は、地道に一人で悶々と考えようと思います。
愚鈍で浅薄な「答え(らしきもの)」を求めて──