勉強の仕方が分からない・・
「勉強方法が分からない」という悩みは、実は・・
勉強の仕方が分からないという相談を生徒たちから受けることがあります。
そんなとき、まずチェックしなくてはいけないのは、その子が苦手意識を持っている教科、あるいは勉強の仕方が分からないといっている教科に対してどれだけ勉強しているのか?という点です。どれだけ勉強しているのかというのは、単純に勉強時間、勉強量を指します。
勉強の仕方が分からないというのは、その質問をもっと突き詰めると、「もっと効率のいい勉強方法はないか?」ということにつながりますが、そう感じたときこそ知っておいてほしいことがあります。
量質転化の法則
勉強は、まずは「量」です。はじめは、どんな勉強でも1+1+1の地道にこなす時期が必要ということです。この時期は、他にもっといい勉強方法があるんじゃないかと思ってしまうのですが、そこを耐えて継続してまずは量を意識して勉強してみてください。
すると、
量質転化の法則というのですが、量をこなすにつれて質があがっていき、質があがっていくともっと量がこなせるようになるのです。
量質転化の具体的なイメージ、自分に最適な勉強方法の見つけ方とは
プロテニスプレイヤーを例にとってみましょう。
今、世界で大活躍している大阪なおみさんも、初めからテニスが上手だったわけではないはずですよね。
子どものころから膨大な量の練習をこなしたはずです。はじめは、きつい練習で何度も挫折しそうになったと思います。しかし、そのきつい練習に耐えているうちにレベルが少しずつ上がります(量→質)。するとレベルがあがるごとに、はじめはきついと感じていた練習量も余裕をもってこなせるようになる(質→量)。
この繰り返しの中で、さらに「効率化」という要素も加わってきて、初めて自分のオリジナル(最適)な練習方法にたどり着いていくわけです。
これは、勉強にもそのまま応用していえることではないでしょうか。
文責:いなどん