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To See is To Believe? OR To Believe is To See?

吉祥寺本校

こんにちは。
武蔵野進学セミナー吉祥寺教室の打江です。

「秋」の気配はまだ感じられませんが、7月ももうすぐおわり。
みなさんは、この季節のイベントといえば何を思い出しますか。
夏祭り、それとも花火大会?
その昔『鳥人間コンテスト』というテレビ番組がこの時期放映されていました。
鳥のようにどこまでも遠く自由に飛びたいという、人間の夢とロマンが詰まった番組。
私も幼い頃はテレビに釘付けになり、こちらを観たものです。
1977年『鳥人間コンテスト』と同じ年に始まりましたのが、
『アメリカ横断★ウルトラクイズ』。
「ニューヨークに行きたいかーッ!」司会者のかけ声が印象的。
私の愛して止まない”火サス”(火曜サスペンス劇場)も同様、
あの時代のテレビはスケールが壮大で、たいへん勢いがありました。

ではここでクイズです。
Q:赤×白×緑 これはなんでしょう。
A:①信号 ②天体(赤は太陽、白は月、緑は地球) ③国旗
①を選んだあなた→色を1つ間違えていますよ~
②を選んだあなた→なんてロマンチストなのでしょう♥
③を選んだあなた→正解!
【3色国旗:イタリア、ブルガリア、リトアニア、メキシコ(鷲つき)など】

先ほど調べものをしておりまして、英語のことわざに触れました。
ザッと目を通していた中でもひときわ目を引いたのがこちら。(まずは日本語版)

◆花より団子◆ 風流(外観)よりも実利(実質)を尊ぶこと。

こちらのお団子は『花見団子』とも言われます。
先のクイズ同様、赤×白×緑のまあるいお団子が串に刺さっておりまして、
なんともはかなげでかわいらしい風貌をしています。
1つの説では、赤は春の桜、白は冬の雪、緑は夏のよもぎを表しているのだとか。
かわいらしい上に奥ゆかしさまで感じさせ、先人たちの感性に脱帽です。
こちらのことわざは、昔から日本人が愛する『花』『団子』がモチーフですが、
英語版はどうでしょうか。

ここで2つめのクイズです!
Q:( ★ )rather than praise.
A:①Meat(肉) ②Pudding(プリン) ③Beer(ビール)
※ヒントは前回のブログの中にありますょ!
①を選んだあなた→残念、前回のブログにこのワードはありません
②を選んだあなた→正解!
③を選んだあなた→前回ブログ『やきそば』のおともには最高ですが・・・未成年は飲んじゃダメよ~

◆花より団子◆
英語では
◆賛辞より(★プリン)◆
How Cute!

余談ですが、欧米諸国でのpudding(プリン)は我々日本人がイメージするプリンとは違うことが多いよう。
それはイギリスの家庭料理であり、小麦粉・卵・牛乳を材料に蒸したケーキのこと。
ケーキと言いましても甘くないものもあり、ローストビーフなど肉料理の付け合わせにもなります。
また、イギリスの有名な小説家ディケンズによる傑作『クリスマスキャロル』の中にも、
『クリスマスプディング』というものが登場するほど、欧米人にとっては特別なもの。
日本人も外国人も、自分たちが大切に考えているものをことわざによく用いるのですね。

ところで先ほどの『花見団子』。
「秋」はどこへ行ってしまったのでしょうか。
こちらも1説では「秋が来ない」→「(食べても)飽きがこない」と考えられているお団子のようですが。

気候変動問題が叫ばれている昨今。
四季があること、それが日本らしさの特徴でもありますが近年は「秋」を通り越して「冬」に。
今年、日本に「秋」は来るのでしょうか。
季節の区切れ目こそ、それは感じるものであり実体がないもの。
本日ご紹介しました◆花より団子◆と矛盾しますが、
”小さい秋”でも感じられますよう、
実体のないものにこそ敏感であり続けたいと願う今日このごろです。

それではごきげんよう。

2016年9月以前のブログはこちら

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