読書日記
武蔵野進学セミナー武蔵境教室の沼尻です。
私は読書を趣味にしておりますが、昔と比べて読む量が減っております。
今では月に2~3冊くらいしか読まないでしょうかね。
最も読んだ中学2年生頃は3日に1冊くらいのペースで読んでいたのでだいぶ減ったものです。
読む媒体も変わりました。
今は専らkindle、電子書籍ですね。
なんといっても家の中が本に占領されないのがいい。
一方で、この物語はあとどのくらいで終わるのかという物理的な読了感がない、前に戻って読み返しづらいという不満もあるのですが、まぁ便利に使っております。
さて、ここからがやっと本題。
最近読んだのが「三体」という、中国発の世界的なヒットをしたSF小説です。
発売当初から話題になっていたので読みたかったのですが、ハードカバーは高くて買う気にならず、文庫落ちしたので全5冊をまとめ買いしました。
しかもamazonだと5%のセット割引になるというお得なものでした。
内容としては、映画のコクーンやエイリアンに代表されるファーストコンタクトものであり、この種のものは今までたくさん読んだことはありますが、この作品のベースとなる暗黒森林理論は新しい。
ネタバレになるので詳細は省きますが、全五部作という長大なストーリーでありながら、センスオブワンダーを感じられるものでした。
私としては4部「暗黒森林」が最も面白かったですね。
ここのところ、グレッグ・イーガンに代表される、1冊読むのにえらいエネルギーを必要とするいわゆるハードSFばかり読んでいたので、エンタメ的に面白いサーガとして、デューン砂の惑星とかアシモフのファウンデーションシリーズを彷彿させる思わずページを繰るスピードが上がる的な面白さを味わうことが出来たことも新鮮でした。
いずれ映画化されると面白いだろうな。