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3匹のこぶた

吉祥寺本校

こんにちは。

吉祥寺教室の打江です。

 

ババ、イニャキからのクドゥス!

この夢のようなタッグは、先日のサッカーワールドカップでの序盤、

私が初めて覚えた、そして心から応援することになった、

ガーナ共和国の選手のお名前です。

サッカーに詳しい方が、最初は冗談のように教えてくださりました。

 

イノキとモモコ。

この時期毎年思い出しますのが、この忘れられない出来事。

その昔、2匹のこぶたを飼いました。(昔のブログにも書きましたね。)

こちらは小学校の学習テーマの一環で、

人間は皆、ほかのいきものなしには生きられないという、

『命』の大切さを肌で感じ、考えることを目的としていました。

イノキは猪豚と豚の品種改良で生まれた茶色のこぶた。

モモコはこの名前の通り薄桃色のこぶた。

こちら2匹の成長の違いを観察しレポートに綴ることも課題でした。

イノキは「猪突猛進」の血が流れているのか、キビキビ動きます。

モモコは薄桃色のお肌が象徴しているようにおっとりした性格。

毎日決められたお世話当番は、デッキブラシで豚小屋をそうじしたり、

残飯やおがくずといったエサをやったり。

私たちはみんなで大切にこのこぶたたちを育てました。

 

”ある年”12月初旬。

新潟の冬はとても寒く、その日も小雪がちらついていたことを思い出します。

午前中のこと、突然青いトラックがイノキとモモコを迎えに来ました。

”2人”の行き先は「食肉公社」。(屠畜場)

実はその数週間前、私たちは学年全員でバスに乗り市内の「食肉公社」見学をしたばかりでした。

振り返りますと体も心もまだまだ小さい小学生にとって、なんと残酷なのだろうと思います。

しかしこの見学を経験して、青いトラックに乗せられたイノキとモモコに

これからどのような運命が待ち受けているのか、容易に想像することができました。

淡々と事は流れますが、私たちは大号泣しながら全員で青いトラックを追いかけます。

トラックが見えなくなるまで「イノキ―、モモコー!」と叫びながら必死に走りました。

突然、私たちの世界からいなくなってしまった、イノキとモモコ。

12月中旬~私の心の中にポッカリ穴が空いたような日々であったことを鮮明に覚えています。

 

 

さて、2022年12月も下旬にさしかかり目の前はクリスマス。

みなさんは何を願いますか?

靴下いっぱいのチョコレート??それとも溢れんばかりの黄金???

本日ご紹介した”ある年”のクリスマスの朝、

目を覚ましますと私の枕もとには”イノキとモモコ”(ぬいぐるみ)が仲良く並んでいました!

そうです、ずっと悲しんでいた私の心の中を知って、

クリスマスイヴ、サンタさんが秘密に届けてくれたのでした。

なんとイノキとモモコのお母さんブタも一緒に、こんどは3匹で♡

イノキとモモコも忘れられない思い出ですが、

サンタさんからのそのクリスマスプレゼントは、

私にとっていまでも最高の贈り物です。

 

☆みなさんにとって温かいクリスマスが訪れますよう☆

 

それではごきげんよう。

 

 

 

 

 

2016年9月以前のブログはこちら

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