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生き抜け!

吉祥寺本校,武蔵境教室

こんにちは

吉祥寺校・武蔵境校の麻生です。

もう1年以上前・・・夏の出来事です。

私は、京王線の仙川駅近くの駐輪場にむかって歩いていました。

もう真夜中です。たしか星が出ていて蒸し暑い夜でした。

線路沿いの、細く薄暗い道なのですが、

駐輪場の入口までだいたい10mくらいにさしかかったとき、

かなり近くで複数の動物の鳴き声らしき声が聞こえました。

なにやら争っているようで、かん高く激しい声です。

猫?

だったら、めずらしくもないのですが、微妙に違う・・・。

なんかキャンキャンいっておる・・・犬とも違う・・・。

どんな動物かわからなかったので、多少こわかったのですが、

近くとはいえまさか出くわすこともなかろうと、

かまわず歩を進めていたのです。

すると、私が目指していた駐輪場の入口から

動物がとびだし、私の目の前を全力で横切っていきました。

わずか1mほどの距離です。

しかも2匹。

なんだやっぱ猫か・・・と思ったとたん、

私はちょうど入口の目の前まできたのです。

で、目が合ったのです。

先ほどからの動物たちの1匹と・・・。

入口は数段のコンクリートの階段があり、下の床もコンクリートで、

そこにちょこんと座っていた動物は、さっきまで争っていたとは

思えないほどつぶらな瞳で私を見つめているのです。

私もじっつ見つめました・・。

”おおおお前は・・・タヌキ・・・!”

心の声です。

”なぜこんなところに・・・

おそってくるなよ、おそってくるなよ・・・

で・・・こういうとき、俺は人としてどのようにふるまうべきか・・・

にしても・・・お前・・・かわいいな・・・”

動物がきらいではない私は、ちょっとかわいいと思ってしまい、

あわよくばさわりたいとも思いましたが、

明らかにペットではなく、野生でしょう。

むやみにさわって、菌でももらったらただではすみません。

ましてや、かまれでもしたら・・・。

みなさんは、野生の動物にさわってはいけませんよ。

奈良のシカは特別です。

で・・・、こんなふうに、わずか数秒でいろいろなことが

私の頭をめぐりましたが、

結局、そのタヌキも、仲間の後をおって私の前を走り去っていきました。

後日、このことを誰かに話したいと思っていたのですが、

疲れているのか、うそつきなのか・・・と思われるのもいやなので

ずっとだまっておりました。

ところが、後から偶然知ったことですが、隣町の世田谷区成城には

野川沿いのわずかな森林に、野生のタヌキが生息しているとのこと。

成城といえば、言わずと知れた高級住宅街です。

そんなところに野生のタヌキがいるなんて・・・。

彼らもいろいろ大変だろうな・・・せまいし、エサだって

ゴミをあされば人に嫌われるし・・・人目を避けて一生懸命生きているのだろうな・・・

がんばれ!がんばって生き抜くのだ!!

 

今日はこのくらいで・・・。

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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