【英語】2023年都立入試問題について その2(大問3と4&スピーキングテスト)
こんにちは。武蔵境教室の K o g Aです。
今年の都立入試・英語について、どんな問題が出て、どんな傾向があったのか等々をつらつらと書いていこうと思います。
大問毎に気になった点をあげていくので、問題を片手に読むと分かりやすいかもしれません。
下のURLから見ることができます。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/files/release20230221_09/eng_mondai.pdf
【大問3】
大問3は対話形式の読解問題です。答えがかなり見つけやすくなっているので、できる限り100%の正答を目指したいです。
答えが探しやすいと言いましたが、今年の問題でいうと
問1の答えは下線部の直後にあります。「〇〇の理由」は大体下線部の直後に書いてあります。
問2、3、4、5は四問連続で答えは下線部の直前にあります。
問2の”That’s” 、問3の”that”、問5の”that”のように指示詞が下線部に入っているときの解答は直前に書かれています。
下線部の「前」ではなくて「直前」です。
これを知っているだけで20点くらいは得点できると思います。
問6、問7は設問を見ながら該当する部分を本文中から探すことになりますが、かなり分かりやすい二択の問題なので正答率は相当に高いと思われます。
武蔵境教室の生徒たちは両問ともに全員正解でした。
大問3に関しては、過去問をとにかく演習して解き方を身に着ける。これに尽きると思います。
毎年、過去問演習し始めの12月時点では7問中3問しか得点できなかった子が、本番では満点を取れるようになります。
【大問4】
大問4も長文読解問題。語数は例年通りでした。しかし数年前に比べて語彙が少し難化しているので読むのに時間をかけすぎないコツを身に着けておくことが重要だと思われます。
問1は大問3と同様、設問の下線部内に”that”と指示詞が含まれているので、答えは下線部の直前にあります。
大問4は大問3と比較して解き方が固定化されてはいないので、ここに至るまででいかに時間を確保するか、ペース配分に気を付ける必要があります。そういった能力は過去問演習などで時間を計って解く練習で身に着けます。
【スピーキングテスト】
英語が得意な子も不得意な子も、評価A(80~100点)からC(50~64点)までの分布になりました。
機材トラブルも起きていたようで武蔵境教室でも予備日にもう一度受験し直した生徒がいました。
評価Aだと1020点中の20点、Bだと16点、Cだと12点になります。
スピーキングで差はつかないように調整したのかなと思われますが、どうなのでしょうか。
実際評価Aの生徒と評価Bの生徒だと4/1020点差なので、正直微差なのかな…、という印象です。
塾内で実施したスピーキング対策テストを受けた生徒と受けなかった生徒の間にはかなりの差が見られました。
通常授業で上のクラスにいて、都立の英語過去問などで90点以上をコンスタントにとっている生徒でも、
スピーキング対策テストを受けた生徒は89点でA評価、受けなかった生徒は64点でC評価でした。
スピーキング対策テストを2回分受けるだけでも差がつくので、
可能ならば受験した方がいいと思います。
以上です。
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