Drôle de guerre
こんにちは。
武蔵野進学セミナー武蔵小金井教室の川原です。
日々、世界のいたるところで、駆け引き、心理戦、だまくらかしが行われているのを目にします。
むかし、「欧州情勢、複雑怪奇なり。」と発して瓦解した内閣がありましたが、
歴史を鑑みると、日本人の心理戦の駆け引きのほうがよっぽど複雑なんじゃないか、と、
歴史の読みものを読んだりすると、感じたりします。
国語の文章を読んでいて、日本人論として典型的なものに、日本人独特のコミュニケーションが、西洋人の目には不可思議に映る、というものがあります。
「日本流」のコミュニケーションのありかたが、非論理的なのか、いやいや実は非常に高度なものとして考えられるべきなのか、には議論のあるところでしょうが、
実社会で実務に携わっていると、白黒がはっきり通せない、「空気を読む」ことで成立するのがコミュニケーションの場だと実感させられるもの。
入試に挑戦するロボットが、理系では高い偏差値を出せて、文系科目ではそれができない、というのも、
人間社会のコミュニケーションのあり方が、
AIにとって代わることが難しい「複雑」さを有しているから、
なのでしょう。