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アインシュタインが天才と呼んだ男③

武蔵関教室

こんにちは!

武蔵野進学セミナー武蔵関教室の高柳です!

 

前回からの続きをお届けします。

 

■エピソード2「能力が宇宙人」

かのアインシュタインが天才と呼んだノイマンは、当時黎明期にあったコンピュータとの計算勝負に勝ったり、知人の数学者が3ヶ月かけて得た結論を数分で導き出したりした。その能力が驚異的であり、あまりに人間離れしていることから、ノイマンは本当は宇宙人であるが、人間というものをよく研究しているため、人間そっくりにふるまうことができるのだという話が伝えられている。(出典:永野裕之「とてつもない数学」より)

なんということでしょう。本当に宇宙人なのかもしれません。

しかし、その一方自分の家の食器棚の位置は全く覚えられなかったそうで、興味のないものには極端なまでに無関心だったそうです。面白いですね。

 

■エピソード3「現在のほぼすべてのコンピュータの基礎を作った」

ノイマンといえば原子爆弾が有名ですが、こちらに興味のある方はご自分でさらにお調べになってください。

その原子爆弾の開発には、弾道計算をするためにコンピュータを必要としていました。しかしその能力は現代の電卓よりも低く、新しい計算をするたびに配列や配線を一から組み直す必要がありました。

それを簡便にしたのが「ノイマン型」と呼ばれるコンピュータで、現在のほぼすべてのコンピュータの基礎となっています。

これは、コンピュータの内部にあらかじめプログラムを内蔵させておく方式で、現在のソフトウェアという概念を生み出しました。これによってプログラムを書き直せば容易に計算をすることができるようになり、コンピュータの性能が飛躍的に向上することとなりました。

いかがでしたでしょうか。

アインシュタインが天才と呼んだ男、ノイマンについてここまでお届けしました。

しかしながら、「天才」という言葉が果たして誉め言葉なのかについて、なんだかもやもやしている今日この頃です。

 

ありがとうございました!

また次回。

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