読書のススメ
こんにちは。武蔵野進学セミナー中町教室の林です。
昨日家の整理をしていたら、学生の時に読んでいた本たちを発見しました。
中学生、高校生の頃に読んでいた本は、おそらく一生忘れないのではないかと思います。
その中でも特に読んだ2冊を紹介しますね。
1つは、実存主義を謳ったカミュの『異邦人』。
「不条理とは何か」とう命題に考えさせられたものです。「何か」はよくわからなくても常に頭の中にあり、そこで考えさせられた記憶は
成人になっても甦ってくるものです。
そしてもう1冊、高校時代に愛読していた柴田翔の『されどわれらが日々』。
60年安保の時代の話。僕の学生時代は「無気力・無感動」と言われた時代でしたので、大学がバリケード封鎖されていたこの小説の時代は
ずいぶんと衝撃をうけたものです。婚約者に去られてしまう結末に、「なんで別れてしまうんだ」と思うほど、感情移入していました。
頭のやわらかい学生時代に読んだ本は、自分の精神性のようなものを、ある程度形成されてくれるものだと思います。
今日は日曜日ですよね。さあ、読書をしましょう。