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宇宙の話の話

新川教室

こんにちは。

新川教室の吉田です。

 

『プラテネス』という20年ほど前のマンガを読んでいます。

ジャンルは、ずばり、「宇宙」。

人はなぜ宇宙を(あるいは、そのまた先を)目指すのか?

アストロノーツたち一人一人のドラマを中心に描きながら、

その奥にある深淵なテーマ(有体に言えば、生きるとは何か)の輪郭を、

丁寧に、丹念に、少しずつ浮き彫りにしていきます。

 

この『プラテネス』に限らず、

「宇宙」というジャンルには名作が多いなあ、とふと思いました。

古くは、手塚治虫の『火の鳥・宇宙編』、

世界的に評価の高い、大友克洋の『彼女の想いで…』、

最近では、小山宙哉の『宇宙兄弟』や、

弐瓶勉の『シドニアの騎士』がありますね。

これらは全てアニメ化しています。

 

アニメの宇宙ものといえば、

『宇宙戦艦ヤマト』、

『銀河鉄道999』、

しかし、なんといってもやはり、

『機動戦士ガンダム』ではないでしょうか。

 

映像つながりで映画についても考えてみると、

スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』、

アンドレイ・タルコフスキーの『惑星ソラリス』、

リドリー・スコットの『ブレードランナー』、

いずれも映画史に残る傑作です。

 

この他にも、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』や、

谷川俊太郎の『二十億光年の孤独』など、

文芸作品においても、 宇宙はとにかく裏切らない。

 

してみれば、“宇宙” は、

名作または傑作であることの「十分条件」なのではあるまいか?

言えるのは、宇宙を舞台に選んだ時点で、

必然スケールは壮大なものとなり、そのテーマは重厚になるということです。

「宇宙→名作」

この命題の反例があれば、ぜひ教えてください。

 

2016年9月以前のブログはこちら

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