命日に思う
こんにちは。
新川教室の𠮷田です。
今日は4月25日。
個人的に少し思い入れのある日です。
ご存知の方も多いかもしれません。
夭折のロックンローラー、尾崎豊の命日なのです。
彼が26歳の若さで亡くなったのが1992年のこと。
今年でちょうど30年が過ぎたことになります。
尾崎豊の音楽にどっぷり浸かったのは高校生のとき。
高2の春には、彼の墓参りにも行きました。
もう1人のファンの友達と2人。
学校をサボって──まるでそうすることが、尾崎豊という偶像への手向けとでもいうように。
埼玉県は所沢市、西武ドームのほど近く。
狭山ダムのほとりに彼は眠っていました。
横長のスペシャルな墓石には、彼の言葉が刻まれています。
「生きること、それは日々を告白していくことだろう」
こんな贖罪意識を抱えた人が、長生きできるわけがない……
その日、そのように直感したのを覚えています。
──26歳。
伝説のロッカーは27歳で亡くなる、という言説があります。
ブライアン・ジョーンズ(ローリング・ストーンズ)
ジャニス・ジョプリン
ジミ・ヘンドリックス
カート・コバーン(ニルヴァーナ)
当時、どうせなら尾崎も27歳ならよかったのに、とまったくもって不謹慎なことを考えたものです。
しかし、時を経て今感じるのは、やはりそうじゃなくてよかったという思いです。
27歳で他界したアーティスト達──
通称『27クラブ』。
“そのメンバーの1人” = “One of them” としてくくられてしまうことがないからです。
尾崎豊は尾崎豊。
それでいいじゃないですか。
それがいいじゃないですか。
2022年4月25日。
心よりご冥福をお祈りします。