こくごのはなし
こんにちは。新川教室の大東です。
さて、来週からはいよいよGWですが、中学生、高校生たちはGW明けに今年最初の定期テストがあるなんていう人も多いんじゃないでしょうか。
私の担当している中学校の子たちであれば、最初に教科書の巻頭詩がテスト範囲になる子がたくさんいるでしょう。
そのテストで少し残念なところがあるように思います。
確かに、詩や文章を通してその作者が言わんとしていることを「正確に」読み解く能力というのが必要となる場面があることは理解できます。
ただ、その反面、「自由な」鑑賞やそれをするための能力、心意気などが失われてしまうように感じます。
「正しい答え」が元々設けられており、それを覚えて答えるテストに何の価値があるでしょうか。本来国語は暗記科目ではないはずですが、学校の試験はそういったものに見えて仕方がありません。
それによって生み出されるのは、「正しい答え」がなければ動くことができず、自身の考えを発信することもなく、ただ命令に従うだけのヒトではないでしょうか。
そんな人間では、「正解」が曖昧で見つけることすらできないようなものがたくさんあるこの現実世界にどう立ち向かおうというのでしょうか。
批判がましくなってしまい申し訳ありませんが、私が教育に求めるのは「自由に」意見を発信できるそんな環境づくりです。
間違ってても、ちゃんと考えていたならいいじゃないですか。
そのスタンスは忘れずにこれからもいきたいですね。
では、また。