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副詞か名詞か

吉祥寺本校

こんにちは。

吉祥寺校の𠮷田です。

漫画、アニメ、映画が大の好物です。

 

さて、年度も切り替わったところで、昨年度観賞した作品たちを振り返ってみたところ、

断トツで素晴らしかったのは、昨年6月に公開されたアニメ映画『ルックバック』でした。

衆目を集めた、あの『チェンソーマン』の作者、藤原タツキが原作です。

 

初めて映画館で観たとき、とても心地よい余韻に全身が包まれていたのを、よく覚えています。

その心地よさの源泉をどうしても知りたくなり、原作コミックを即購入。

その後、劇場版がアマプラで独占配信されたのをいいことに、

劇場版→原作→劇場版→原作

といった具合に、アニメと漫画を都合3周いたしました。

 

その結果得た確信は、初見時、僕の全身を包み込んだ心地よさは、

音楽家 haruka nakamura による楽曲の賜物だということです。

 

今更言うまでもないことですが、アニメが原作に付与するものは、「色」「動き」「音」です。

それらのせいでかえってクオリティが下がることも多々ありますが、

今回は完全に成功だったと言えるでしょう。

haruka nakamura の楽曲が原作の行間(漫画だからコマ間かな?)を見事に埋め、

原作を凌ぐ味わいを当作品にもたらしているのです。(𠮷田の主観です、あくまで)

 

それにしても、いやー、

ほんと、心地よかったなあ・・・

映画館で観て、大正解でした!

 

──ルックバック。

英語で書けば LOOK BACK ということで、

単純に「振り返る」という意味だと思っていました。

この作品の主人公には、漫画家・藤原タツキ本人が色濃く投影されている(らしい)ので、

自身の過去を「振り返って」いるくらいの意味だろうと、単純に考えていたのです。

 

しかし、作中に出てくる重要な4コマ漫画のタイトルが

「背中を見て」だと気づいたとき、思わずハッとなりました。

・・・背中を見て?

そうです、作品タイトル『ルックバック』は、

きっと『LOOK at the BACK』の at the を省略したものだったんじゃないでしょうか!

(the は、my かもしれないし、your かもしれません)

っていうか、

 

 

原作コミックの表紙を見れば、一目瞭然じゃん!

・・・

・・・・・・

いやはや、お恥ずかしい。

気づくの遅すぎますね。

 

とまあ、私の愚鈍さはさておき、

『LOOK (at the) BACK』がすばらしい作品であることは間違いありませんので、

未見のアマプラ会員の方は、ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

 

 

 

 

 

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