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メリー★クリスマス

吉祥寺本校

こんにちは。
武蔵野進学セミナー吉祥寺教室の打江です。

I am often burning the midnight oil, enjoying my hobby!
「私はよく真夜中のオイルを燃やします、自分の趣味を楽しみながら!」
えッ!?
これを直訳と言いまして、確かに私はこのような状態であることがよくありますが、
これではコワイヒトですね。
★To burn the midnight oil★
「夜遅くまで起きて何かに没頭すること」
まだ電気がない時代、暗くなって仕事をするときにランプを燃やしていたことから、
「ランプのオイルがなくなるほど仕事をする」に由来しています。

さて先日、一目惚れをしたTシャツが欲しい衝動から閉店間際のお店に駆け込んだとき、
店内には日本人なら誰もが知るであろう音楽が流れていました。
『蛍の光』
(本当は『蛍の光』ではなくその原曲スコットランド民謡「別れのワルツ」)
こちらは「風と共に去りぬ」で有名なヴィヴィアン・リーの「哀愁」という映画の中、
戦争によってもう二度と会えないかもしれない恋人たちが別れ際に耳にする挿入曲です。
二人はまた会えた・・・
恋人同士が再会を願いながら、そして再会シーンで聴いたこの曲が「別れのワルツ」ということから、
「この曲が流れるとき、またお会いしましょう、お客様!」
と、いろいろなお店の閉店テーマ曲になっていったのだとか。

話を『蛍の光』に戻しましょう。
冒頭の歌詞は「蛍の光 窓の雪」ですね♪
『蛍の光』と『窓の雪』
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、こちらは中国の故事がもとになっています。
官僚である官吏を目指し勉学に励んでいた二人の若者、車胤(しゃいん)と孫康(そんこう)には、
夜に勉強するための灯火に使う油を買うお金がありませんでした。
そこで車胤は夏の夜に『蛍』を何匹も捕まえて絹の袋に入れ、
孫康は冬の夜に窓辺に『雪』を積み上げ、
それぞれ『蛍』と『雪』の反射を明かりに使い勉強を続けます。
このような努力が実り、二人とも高級官吏に出世したというお話。
『蛍雪の功』ということわざです。
How Romantic!
今の季節は日本全国各地で卒業シーズンですが、卒業式でよく『蛍の光』が歌われるのも、
「みなさんよく勉学に励み頑張りました!」という、この故事が根っこにあるそうです。

話をさらに★To burn the midnight oil★に戻しましょう。
火サス大好き♡サスペンスの犯人探しの謎を紐解いていくかのように推理できたみなさん!
そうです、これがまさにことわざ『蛍雪の功』英語版なのですよ。

ところで話は変わり・・・
私にはこれまでの人生の中で英語に興味を持ったきっかけがいくつかあります。
中でも高校3年生で出会った本「英語的思考」(著・澤登春仁)の衝撃たるや忘れられません。
受験など差し迫った目標のためには学校や塾で習う”直訳的”な英語も必要でしょう。
しかし当時の私にとって、
★To burn the midnight oil★
こちらのような古来のルーツを背景とした英語表現の数々を含むこの本は、
「目からうろこ(= See the Light)」の宝庫であり、
私の物事に対する見方を一夜にして激変させた、そんな大切な一冊でした。

さあ、桜も満開~春の到来♪
新たな出会いや出来事に心ワクワク~楽しみ満載ですね。

♪みなさんへ贈る言葉♪

Spring has come ! 「春が来たよ!」
Christmas has come ! ( but once a year )
「クリスマスが来たよ!(でも1年に1度きり)」
えッ?!?!
こちらの直訳から派生したことわざの意味は~
『大いに楽しんで!』でした~
メリー★クリスマス

それではごきげんよう。

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