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子どもを褒める3つのポイント

武蔵小金井教室

武蔵小金井教室の石田です。

もうすぐ4歳になる娘ですが、幼稚園に行く前の着替えに日々悪戦苦闘しています。
今は何でも自分でやりたい期に入り、制服のボタンをかけるのに苦労しては毎朝号泣しています。
手伝おうとすると怒り出し、奥さんが仕事に出かけてしまう時間を過ぎて私が保育園へ送りに行くこともしばしば。保護者の皆さんも数年前、十数年前には同じような経験をされていたのでしょうか。

今回は、最近私が意識をしている「子どもの褒め方」について学んだことを共有いたします。
基本的に子どもは「褒めて伸ばす」のが定石だと思っております。
その褒め方について重要なポイントが3つある、というのを心がけるようにしました。
①努力したところを見つける
②努力したところを具体的にして褒める
③本人の目の前で、他者に向かって褒める。

①まず最初はここだと思います。
なかなか勉強や他のことがうまくいっていない場合には、ご両親のここが欠けてしまっているかもしれません。毎日学校に行く、宿題を忘れない、といったことは本当に大変なことだと思います。
それを大人の目線から「できて当たり前」と考えてしまうと、他のどんなことも当たり前になってしまいます。大人になっても「毎日仕事に行く」「夕飯を欠かさず作る」といったことはすごく難しいのではないでしょうか。それを「やって当たり前」と決めつけてしまうと、がんばる気力がなくなってしまいませんか?
それよりも「今日も〇〇をして偉い!」と言われた方が、楽しくがんばれると思います。

②褒めるポイントが見つかれば、これは少し意識すれば簡単だと思います。
「がんばったね」「偉いね」と声をかけるよりも、「〇〇ができてすごいね」や「〇〇がもう終わったの? 偉いね」と、実際にその子ががんばったことを言葉にしてあげた方が、気持ちがいいと思います。これもやはり大人も同様で、「お父さんすごいね」よりも「お父さん〇〇ができてすごいね」と子どもに言われた方が、〇〇を次もしてあげよう、と思うはずです。

③本人の目の前で、他者に向かって褒める。
実はこれが今回特に声を大にして伝えたいものです。
「褒める」というのは、決して本人に向かって言わなければいけないわけではありません。
ここで、とある体験談をご紹介します。
昨年の夏休み頃、勉強の苦手なとある生徒さんが入塾されました。授業が始まって数回が過ぎ、単語テストを行ったところ半分もできていませんでした。ですが私は、「この単語は間違えやすいのによく書けたね」とひたすら褒めることに徹していました。その結果、定期テストで30点以上も上がりました。さらにそれを本人の目の前で、他の生徒さんに「こんなに上がったんだぞ」と伝えていました(もちろん、本人の承諾を得てからです)。すると、次のテストでは数学も30点以上も上がりました。

私は週に2~3回ほど子育て関連の動画をyoutubeで探しています。
ほとんどが幼稚園くらいの子どもを対象にしたものですが、小~中学生の生徒さんにも当てはまることはたくさんあるなぁと感じています。日々の授業の中でも取り入れ、生徒さんの力を引き出せられればいいなと思います。

2016年9月以前のブログはこちら

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