便乗して…
夏期講習も大詰め。
授業は明日で終わり、あさっての月例テストで終了となります。
最後まで気を抜かずに頑張りましょう!
さて先日、武蔵小金井教室の川原先生がブログで歴史のイメージを補完する小説を紹介していました。
便乗して、沼尻お勧めの小説をば。 ↑これをクリックで川原先生のブログへ飛びます。
「孤鷹の天」「日輪の賦」澤田瞳子
どちらも奈良時代を舞台にした小説。
奈良時代は短いので、社会の授業でもあまり詳しくは説明されないためか、時代的なイメージが私にはありませんでした。
この小説を読んで、うわっこんな時代だったんだ! と目から鱗が5枚くらいは落ちましたね。
同作者の「若冲」は、人物に焦点が当たっているため、面白さの主眼が「へ~こんな人とこんな付き合い方をしていたのか」になってしまうので、参考にはならないかと思います。
「武王の門」北方謙三
鎌倉時代末期、楠木正成が後醍醐天皇の子・懐良を助けて建武の新政に至り、足利尊氏との対立に巻き込まれるまでの物語。
「太平記」の現代語訳は読んだことがあるし、TVドラマでも見たことはありましたが、今イチ楠木正成のイメージがはっきりしませんでした。
これを読んで私なりの楠木正成像ができあがった気がします。
川原先生もご指摘のように、小説はあくまでも虚構であって、「こうだったんだ」という思い込みは危険ですが、少なくとも全くイメージがないよりは近しく感じることができるだけに、わかりやすく感じるのではないでしょうか。