ブロック学習とランダム学習
こんにちは。武蔵野進学セミナー武蔵関教室の高崎です。
1月20日(金)に暦は大寒を迎えましたが、この時期を過ぎれば「春はすぐそこ」でもあります。受験生は今が一番精神的に不安定な時期だと思いますが、ともに頑張りましょう!
さて、「ブロック学習」「ランダム学習」という言葉をご存知でしょうか。1つ1つの単元をゆっくりじっくり積み重ねていく学習方法(ブロック学習)と、これまでに習ったことをバラバラの順番で振り返る学習方法(ランダム学習)のどちらが成果が上がるのかという実験があり、ランダム学習のほうが成果が上がるという結果になったそうです。つまり、算数でいうなれば「あっ、これは方程式の問題だな」といった感じで、何を使って解く問題なのかを見分ける力がつくそうな。ちょっと古いですが、センター試験の過去問の英文でもボール投げの効果が上がる練習法について、同様の話が出ていました。これは、学習だけでなくスポーツのトレーニング方法にもつながる話のようです。
これだけだと、「あーそうですか、だから何?」といった感じですが、学習者の満足度が高いのは「ブロック学習」だという結果も出ているとのこと。分かりやすい授業と、実際に結果が出る授業は必ずしも同じではないということですね。中間・期末では得点が取れるのに、入試に向けての点が伸びない、応用力がつかないという場合には、これは何の問題か…を見極める「目利き力」を養う必要があるのだと思いますが、それには「ランダム学習」が有効ということです。最初はブロック学習、その後ランダム学習という形の「ハイブリッド型」が一番成果が出るらしいです。何かの参考になれば幸いです。それではまた。