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せつないいきもの

新川教室

こんにちは

麻生です。

今日も動物ものでいきます。

どんな生き物でもそうです。

私たち人間も・・・。

なにかって・・・日々一生懸命生きてますよね。

でも、生き様が・・・切ない・・・

今日はそんな動物。

まずは”ナマケモノ”

ご存じですよね。

もう名前が切ない・・・。

英語でもslothって呼ばれています。

「怠け」って意味です。

世界中で怠け者呼ばわりされているんです。

いうまでもなく、あの極端に遅い動きからでしょうが・・・

あれでも一生懸命動いているのです。

訳があるのです。

ナマケモノは木の葉を食べるのですが、

食べたものを消化し、栄養にして体に吸収するのがものすごく遅いのです。

だから、前の食事から時間がたちすぎると、今おなかいっぱい食べたとしても

それを体に吸収する前に餓死してしまうことがあるんですって。

おなかいっぱいのまま餓死・・・切ない・・・。

だ~から、エネルギーを使うのをできるかぎり少なくするため

あの遅い動きになってしまったのです。

そう、生きるために遅くなったのです。

切ないですね・・・。

次に”バビルサ”

これはあまり知られていない動物ではないでしょうか。

インドネシアの一部の地域にしか生息しない

イノシシの仲間の動物です。

日本では動物園でも見られない絶滅危惧種です。

これが何かっていうと

オスだけですが・・・キバが伸び続けるのです。

下のアゴと上のアゴから2本ずつなのですが、

やっかいなのは上のアゴから伸びるキバ。

普通、下に伸びていきますが、

彼らのキバはくるんと回って上に伸びる。

それが外側から上に伸びればよいのですが

内側に伸びていくものだから

なんと、内側から上のアゴにささって、つきぬけてしまう。

相当痛いのではないのでしょうか。

毎日にち少しづつささっていくんですよ・・・。

それだけではないのです。

まだまだ伸びます。

そのままくるんと回って伸び続け、

やがて自分のおでこをさしてしまい

しまいには骨をつきやぶって脳にまで・・・。

そうなったら当然死んじゃいます。

だから、現地の人々には「死を見つめる動物」と

いわれているのですって・・・。

切ない・・・。

最近の研究ではそこまで伸びる前に寿命をむかえるのが普通だったり、

生きてたとしても、たいていの場合は、

おでこにささる直前でくるって回ってささらないんですって。

でもたまには、ささって命を落とすこともあるそうです。

なんでそんなふうになってしまったかというと・・・

メスへのアピールですって。

信じられない!

痛いし、食べずらいし、目の前うっとおしいし・・・なんといっても命がけ・・・。

そこまでしてメスにモテたいですかね・・・。

私なんかそこまでしなくてもモテちゃうもんで、

まったく気持ちが分からない。(ウソです。すみません。)

ワイルドぶるのはいいけども、限度ってもんがありますよね。

切なくないですか?

ということで、みんな一生懸命生きているのです。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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