郷愁のカレーライス
こんにちは。
新川教室の吉田です。
1年くらいずっと気になっていた近所のカレー屋さんに、先日ついに足を運びました。
店頭に置いてあるプラスチック製の黄色い看板に走っている幾筋もの亀裂は、何のてらいもなくガムテープで補強され、
ショーウィンドウの見本は、かつては白かったであろうライス部分が、もしやサフランライスか⁈と見紛うばかりの褐色に変色しており、
そのいかにも昭和レトロな、外連味のない佇まいが、いつもどこかで僕の心をくすぐっていたのです。
−−出勤前のランチタイム。
いざ足を踏み入れた店内の、温かみのある照明とレイアウトにほっと心和まされ、
「いらっしゃいませ!」という店員さんの穏やかでウェルカムな一声に、迷いなく安心して着席することができました。
なんとなく店内を見まわしながら、おもむろにメニューを手にとります。
自家製コロッケ定食や、季節限定のカキフライ定食などにも心惹かれましたが、
やはり最初は、その店の基本の味を確かめるべく、メニュー筆頭のポークカレー一択でしょう!
オーダーして間もなく(文字通り“間もなく”)登場したポークカレー。
具はゴロゴロっとしたサイコロ状の豚バラ肉のみで、トッピングにスライスしたゆで卵、らっきょうに福神漬け。
そして何よりも嬉しかったのが、味噌汁がついてきたことです。
カレーライスに味噌汁。
いやあ、まったくもって実に昭和レトロですなあ。
チェーン店のと違い、ちゃんとダシをとった味噌汁−−
スパイシーながらも、あくまでやさしい風味のカレーと相まって、
いわゆる “おふくろの味” とでも形容すべき、郷愁を誘うような味わいに耽溺することができました。
リピート確定ですね。
次は是非、カキフライカレーか、カキフライ定食を頂きたいと思います(カキフライには目がないのです)。
−−余談です。
“おふくろの味” で思い出しましたが、
吉田家のカレーには、決まって “湯豆腐” が付きものでした。
当時の僕は、まったく疑問を抱きませんでしたが、
この慣例がレアなのかどうか、誰か何でもいいから教えてください。