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令和6年都立入試問題分析~国語

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武蔵野進学セミナー・国語科主任の沼尻です。
令和6年に実施された都立高校入試の分析を、当塾に通ってくれていた生徒さんの自己採点から出した正答率と合わせてみていきたいと思います。

大問1 漢字の読み
2022年 ムサシン99% 都立全体93.8%
2023年 ムサシン88% 都立全体75.3%
でした。今年は90%なのでほぼ例年どおりだったということがわかります。
(3)据えて が71%と最も低く、その他は90%をこえていました。

大問2 漢字の書き
2022年 ムサシン88% 都立全体69.6%
2023年 ムサシン96% 都立全体83.3%
でした。今年は98%なので例年よりも簡単だったということがわかります。
ムサシンの生徒さんは鍛えられているのでこれだけの好成績ということはもちろんですが、全体平均も80%をこえてくると思います。

大問3 小説
2022年 ムサシン94% 都立全体85.5%
2023年 ムサシン96% 都立全体89.7%
でした。今年は86%なので例年よりも難しかったということがわかります。
問1表現問題は、昨年が95%に対して79.9%、問3の心情問題も75.9%と大分低くなっています。
例年だと、90%こえてくるこういった問題がとりきれなかったことが原因だと思います。

大問4 論説文
2022年 ムサシン51% 都立全体49%
2023年 ムサシン90% 都立全体79.7%
でした。今年は74%なので例年どおりの難度だったということがわかります。
昨年度は簡単すぎ、一昨年は難しすぎたので極端な数字ですが、例年これくらいでした。
問2段落の役割問題がいつものようにできておらず54.5%でした。
これをとらせきるだけでも大きいので課題としていましたが、今年はパターン通りだったのにこの低い正答率はショックです。
また、問186.6%ができていて問472.1%ができていないのも不思議。
アプローチは全く同じはずなのに、設問を関連させて考えていないのが原因でしょうね。
これまた徹底していた考え方だけにショックでした。

大問5 現古融合文
2022年 ムサシン71% 都立全体55.8%
2023年 ムサシン82% 都立全体64.3%
でした。今年は87%なので例年より簡単だったということがわかります。
例年最も平均点が低い大問5をどう点数をとるかが課題で、その対策をしっかりとやってきました。
その代表である問4対照問題、問5「が」の識別と確実にとれるところはどうだったか…
問4はちょっとひねった問題だったので、85.1%と下がってしまいました。
問5の文法は92.8%とさすがの結果でした。
問3発言の役割問題も、都立全体平均は例年低いのに対して94.1%と好成績でした。

【総論】
昨年の都立全体平均が80.8点と、令和2年に続いて80点をこえました。
だから今年は難しくなるぞ! おそらく70点代前半くらいまで下がるぞ!
なんて私は言っていましたが、ムサシン平均が84.1点なのであまり下がりそうにないですね。
実際、テストを終えて顔を出してくれた生徒さん達はそろって簡単だったと言っていましたし。
これだけ簡単にされてしまうと差が付かないので、頑張った生徒さんが報われないんですよ。
だから、正直言うと65点くらいの2018年(平成30年)くらいに設定して欲しいところです。
まあそれでも全体平均に対するアドバンテージは大きいので、勉強したかいはあると思っていますが。
塾選びで迷っているあなた、国語が苦手なあなた、ぜひともムサシンに来て一緒に学びましょう!!

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