銀嶺
「歩いているときは無心のようでいて、
岳彦は常に頭の中でなにかを考えていた。」
(新田次郎『栄光の岩壁』)
こんにちは。
武蔵野進学セミナー武蔵小金井教室の川原です。
夏山として一度やって来た北八ヶ岳。
(そのときの記事は、←をクリックしてください。)
今回は、雪山を登りに来ました。
ロープウェイまでは、晴天だったのに、
山頂駅を降りると、そこは展望ゼロの空間が広がっていました。
山の天気予報では、もっと早くから晴天に転じているはずだったのに。
雪山の世界。
どこまで行こうか。
目の前の新雪と格闘しつつ、先行する踏み跡を辿っていきます。
用意した装備は万事順調に機能。
しかし、ただアイゼンだけが、あきれるくらいに、効かない・・・。
新雪でずぼりずぼり。
坂になり、それこそ急登になると、まるっきり支えが効かず、すべる、すべる・・・。
けっきょく、急登では、ストック二本を駆使して、三点支持的な動きで、苦笑しながらなんとか登ることに。
北横岳ヒュッテに近づくころにしたがって、
俄かに日が差し始め、
予報どおりに晴れていくならば、と希望と勇気が湧いて、
頂上まで登りきってみました。
まず南峰。
そして、樹氷の稜線を辿って、
北峰。
北横岳登頂。
目標達成。
下山して、坪庭あたりになると、また曇天に、雪が降りつけてきて、
登頂時の天気の好転は、なにかの贈り物のように感じられました。
カツレツを食して、雪山登山の成功を祝しました。
良い巡り合わせ、良い出逢いがあって、
いろいろな計画と準備もあって、
「2年以内に雪山。」という自分にあった漠然とした目標が、
その半分以下の期間で達成できました。
チャレンジ、計画と努力、巡り合わせ、成長。
勉強も、そうなることが理想。
チャレンジする気持ちが、良い巡り合わせを呼び、成長を生む。
そんな好循環が生まれるお手伝いが、私たちの仕事。
冬期講習も、一緒にがんばりましょう。