「難しい」英単語
武蔵小金井教室の石田です。
つい先日、授業中に自分が発したフレーズに違和感を覚えました。
「この単語は難しいよ」
はてさて。「難しい単語」とはいったいどういったものなんでしょうか。
小学校や中学1年生で教科書に載っている単語は易しく、学年が上がってから学習するものは難しいんでしょうか。
他にも、3歳の愛娘が最近youtubeの子ども向け動画を見ながら「yummy! yummy!」と叫んでいるのを耳にしました。恥ずかしながら、私はこのyummyという単語はつい4~5年前に知ったばかりです。
今でこそ小学校の教科書に載っている単語ですが、私が学生の頃は中学どころか高校の教科書や大学受験の単語帳にも載っていなかったと思います。
また、現在中学2年生の教科書に載っている「provide」「lack」「electricity」「opportunity」なども、私は高校生になってから知った記憶はあります。
思うに、単語には「易しい」「難しい」という概念はないような気がします。
たまたま早めに覚えた単語は簡単で、知らなかった単語は難しいんでしょうか。
もちろん、専門用語などは多くの人が知るところではないので難しい単語ではありますが。
昨日もとある独自校の英語の過去問で「媒染剤」という言葉が出てきました。もちろん注釈はなしです。
こういった単語は「難しい」とは思いますが…
今後は英単語に「簡単」「難しい」といったレッテルを貼るのはやめておきましょう。