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ご褒美効果の有無

武蔵関教室

こんにちは。武蔵野進学セミナー武蔵関教室の高崎です。学生のみなさん、卒業・進学・進級おめでとうございます。

そして、それを祝うかのように桜も今が満開、さらにWBCも優勝を決めました!おめでとうございます!!。今日の決勝もよかったですが、個人的には昨日の準決勝のサヨナラ勝ちは「最後まで諦めないこと」を教えてくれたように思います。ここで元気や希望をもらって新年度につなげられたらと思います。新年度は気持ちを切り替えやすい時期ですので、前向きになれそうな話題を取り上げたいと思います。新年度に向けてやる気になっているお子様に「もう一押し」するヒントになれば幸いです。

今回は「ご褒美」がテーマです。ハーバード大学のフライヤー教授が、ご褒美の効果を調べる大規模な実験をした話を抜粋します。「物でつる」やり方なんていつまでも続かない一時的なものでは?そのうち要求がエスカレートしていくのでは?という疑問に対する答えも実験結果から結論づけています。特に重要なのは⑤で、成果だけを求められても具体的な方法がわからなければ意欲も落ち込むということです。成果につながる具体的な方法を示して、「○○が終わったらご褒美」というほうがやるべきことが明確で成果にもつながるらしいです。具体的に何をすればいいのかをしっかり示さなければ子どもたちはどうしていいかわからないということですね。

①ご褒美は学習意欲を高める効果あり

②ご褒美という外発的な動機付けによって「勉強が楽しいからやる」という本来の内発的(自発的)な動機づけが損なわれることはない

③小学生までは「メダル」「スタンプ」などでも喜ぶ (欲しいものを与えてもOK)

④中学生以上は物よりもお金のほうが効果的 (苦労して得たお金なので無駄遣いが減りお金の大切さも知るとの結果)

⑤効果が出やすいのは…行動(インプット)に対するご褒美>結果(アウトプット)に対するご褒美

「勉強しなさい」よりは「○○が終わったらご褒美」と言い方を少し変えるぐらいであればすぐにでも取り入れることができそうですね。ご褒美は必ずしも物やお金ではなく、「ゲームをしてもいいよ」とかでもよさそうです。普段禁止にしていることを少し開放してあげるくらいが長続きするのではないかと思います。何かの参考になれば幸いです。そして春期講習も「具体的な方法」を生徒さんにしっかり伝えて新年度のスタートをよい形で迎えられるようにしたいと思います。

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