マイケル・ジョーダンの話ではない
こんにちは。
新川教室の吉田です。
「23」。
マイケル・ジョーダンの背番号ではありません。
遅ればせながら読了した『鬼滅の刃』全巻数のことです。
劇場版アニメ映画『無限列車編』が2020年、日本映画史上最高のギガヒットを遂げたのは記憶に新しいですが、
その原作は意外にも短く、わずか23巻で終幕しているのです。
人気沸騰中の最中、なんとも潔い幕引きだなと、人知れず関心してしまいました。
23巻で完結したジャンプ漫画の名作といえば、
およそ15年前に一世を風靡した『ヒカルの碁』が思い出されますね。
まだまだ続きが読みたい!という絶頂期にありながら、未練なくスパッと物語に幕を下ろすことができる−−
商業主義に毒されない作者の、作品に対する美意識が感じられて、ただただ感嘆するばかりです。
−−23巻完結。
『デカスロン』という陸上漫画をご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
日本語でいう十種競技で、
①100m走→②走り幅跳び→③砲丸投げ→④走り高跳び→⑤400m走→⑥110mハードル走→⑦円盤投げ→⑧棒高跳び→⑨やり投げ→⑩1500m走
というラインナップを2日に分けて戦う過酷な競技のお話です。
その漫画のおかげで十種競技の魅力を知った僕だったのですが、
デカスロンは2日間に渡るその競技時間の長さと、日本における認知度の低さから、
世界陸上やオリンピックでさえも、テレビではほとんど放映されないという現実に、
ひどく落胆したという記憶が今も色濃く残っています。
漫画『デカスロン』の中では、総合得点9000点に到達できるか否かが物語の焦点となるのですが、
現在の世界記録を調べてみたところ……
なんと9126点!!
いやー、人類は進化し続けているんだなあと、感慨深い思いに浸ることと相成りました。
23巻完結。
他にも名作があれば、誰か教えてください。